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2018年度 アルバータ州農業研修プログラム

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循環農学類3年 齋藤もなみ

 今回、8月24日から9月22日にかけてカナダのアルバータ州にて、海外農業研修として滞在した際の体験や学んだことについてまとめたいと思います。
 海外へは高校の修学旅行、家族や友人との旅行で何度か行ったことがあり、特に大きな不安もありませんでした。しかし、私自身かなり体調の悪い状態で出発当日を迎えてしまいました。経由地のカルガリー(アルバータ州南部の空港)では、カナダで有名なコーヒーショップTim Hortonsを見つけ、カナダに来たことを強く実感しましたが、あまりの体調の悪さに飲食することができず残念でした。カルガリーからエドモントンのカナダ国内の飛行機はプロペラ機でした。
 目的地であるエドモントン空港の入国窓口で、1か月滞在する理由として留学ではなく農業研修のため、うまく伝えられず苦戦しました。無事、手続きが終わりロビーでは、アルバータ大学のマルコス先生が待っていてくれていました。到着日から3日間、マルコス先生の家でお世話になりました。マルコス先生と奥さんは、実習で必要なものを揃えるためにウォルマートや大学に連れて行ってくれました。アルバータ大学で、乳牛を見せてもらいましたが、充分に食べられるよう一頭ずつに飼槽がありました。また、実習着も英語の書かれているものをもらいとてもうれしかったです。エドモントンの街もいろいろと見せてもらいましたが、特にアルバータ州議事堂が大理石の柱などとてもきれいでした。ウェストエドモントンモールには、ウォ-ターパークや、アイスパレスが屋内にあり、とても驚きました。もし体調がよかったら、私はアイスホッケーをしているので自分のスケート靴で滑ってみたかったです。文化の違いで驚いたのは、トイレのことをwashroomと呼ぶのを知らず、restroomと思っていたので、カナダではそう呼ぶのだとわかりました。
 月曜日(8月27日)になって、農家に行きました。農家のある町は、最近villageになったくらい小さな町で、Thorsbyというところです。私が行った農家を簡単に説明します。CEOのWarren Crowさんが2006年にメインとなる土地を購入し始まった農場、牧場です。2008年に穀物の経営をはじめ、2009年に牛を購入し、肉牛の放牧や繁殖が始まりました。放牧地は1時間以内のところに13もあり7000エーカーの土地があります。2018年には、約1200頭もの子牛が生まれました。分娩の期間は、毎年11月から5月までで、ちょうど私の行った時期には、牛舎に牛はいなかったので見ることができず、世話をしたりすることはできませんでした。
最初の日は、放牧地をトラックで連れていってもらいました。とてつもなく広い土地にさまざまな種類の肉牛たちがいて、感動したことをよく覚えています。






放牧地にはたくさんの牛がいて、画像ではレッドアンガスが我々の乗っているトラックに近づいてきた。

 滞在させてもらったのは、農家さんが改築中のため昔から働いているという70代の女性Joyceのおうちでした。(農家の施設があるところのすぐ近く)農家さんとは本当の家族のように仲が良かったです。農家には、帯広に私が旅行で行った際のばんえい競馬の馬のぬいぐるみをあげ、北海道の気候が近いことや農業が盛んなこと、ばんえい競馬のことなどたくさん話しました。体調が治るよう、スープを作ってくれたり、食べ物の買い出しや病院に連れて行ってもらいました。買い物は、町の小さな商店に行きシリアルを買いましたがとても大きなサイズで滞在中に食べきれなかったです。農家の施設には、大きな農業機械や、小麦や大麦の乾燥機や貯蔵する場所、カウボーイが使う馬のいる厩舎がありました。キャンプファイヤーもしていて日本だとそんな光景見たことがないので(都市部しか住んだことがないからかもしれませんが)驚きました。
 体調が治って、はじめて収穫が終わった後の畑から土や、放牧地からなどの糞尿など回収して捨てている土地とを往復しているトラックに乗せてもらいました。運転していたのは、農家の娘のKaydeeでまだ17歳の高校生でした。カナダでは自動車免許の取得が16歳からでき、お金も日本ほどかからないようです。次の日は、朝7時にカウボーイたちと出かけ、1時間弱くらいかかるところの放牧地など3つ回り、放牧地でのカウボーイの仕事を見せてもらいました。カウボーイは、まず放牧地全体から牛を探して集めて、子牛の首に綱を投げてかけ、足にも投げてかけます。この足にかけるのが難しそうでしたが、まるでワイヤーのようにひゅん!と足もとらえて子牛を倒れさせたあとは、注射などの治療を行います。ここは日本と変わらないのですが、かなり広い土地での放牧なのでカウボーイが必要なのもうなずけます。日本のように、治療の管理をノートや黒板などみんなで共有していると思っていたのですが、カウボーイの腕に任されているようです。目で見てこの牛にはこれが今必要だといった原始的なやり方をしているようです。牛の種類は、ブラックアンガス、レッドアンガス、シャロレー、シンメンタールが主にいて、シンメンタールとアンガスのF1をよく見かけました。Kaydeeは、カウガールでもあり、自分の馬をもっており、ブルーという馬によく乗っていてとてもかわいがっていました。彼女のSNSは馬の写真がたくさんで、彼女の取り組んでいるカウボーイ、カウガールの馬の乗り方はロデオと呼ばれていて、馬術とはまた違うようです。

カウボーイの仕事

放牧地の牛を一か所に集める



カウボーイが乗る馬は相棒的存在


 9月1日には、County fairがありました。ロデオの大会のような技を競うもの馬や羊などにふれあえる展示や雑貨販売、肉牛業者など農業関連の展示などがある年に1度行われるフェスティバルでした。
 羊に小さい子どもを乗せてすごく短距離を走るシープライドに、たくさんの子どもが参加していてとても盛り上がっていてかわいかったです。ロデオを模して子どもにカウボーイや馬に乗ることや動物をより身近に感じさせる狙いがある遊びなのではないかと思いました。ロデオの技術を競う大会には、農場のカウボーイのArnieが出ていてとてもうまかったです。また、馬の上で行うラクロスのようなものが一番印象に残っていますが、「ポロ、ポウロウ(poulou)」と呼ぶそうです。4人のチームで行うようですが、私が見たものは、3チームもあり、馬がしっかりということを聞いているのがすごいなと思いました。その日は、CEOのWarrenと奥さんのNicoleとNicoleの実家に行き、Nicoleの父母WesとSharonや兄弟にも会い、みんなでたき火の周りで食べたり話したりしました。とてもすてきな木のおうちで週末のおうちだそうです。
 9月に入ると小麦や大麦の収穫も活発になり、畑での収穫作業は毎日23時頃までやっていました。大きな農業機械が光を出しながら動いている様子は、見ごたえがあり、Kaydeeが運転するトラクターに乗って収穫作業を見学しました。収穫する穀物は、小麦や大麦などで、ハイテクな機械には、水分量なども表示してありロボットアニメのコックピットのようでとても楽しかったです。Nicoleとともに、19時くらいに農場に、夜ごはん(ハンバーガーやチキンだったりします)を持っていきピクニックのように農場でごはんを食べました。





収穫作業が忙しいので、ごはんを畑に持っていき、みんなでピクニックのように食べる。この日はチキン。

 Nicoleの友人の酪農家のおうちにも行かせてもらい、とても小規模な酪農でしたが、家族で経営していて、馬も飼っていました。オランダから何年か前にきたようで、オランダ語、英語の入り混じる会話で、面白かったです。私を農場に送ってくれる帰り道、ピジョン湖の夕日がとてもきれいでした。忘れられない光景でした。
 農場では、収穫、カウボーイの仕事のどちらかについていっていましたが、カウボーイとともに、バギーバイクで牛を追いかけたことがとても楽しかったです。穀物の貯蔵庫で穀物について教えてもらいましたが、水分量を測って12.0%に限りなく近づけるべく、もう一度ドライする機械に穀物を入れなおしたりします。測る機械の使い方も習いとても勉強になりました。
 9月中旬Marcos教授のおうちにまた行き、ハンバーガー屋ならウェンディがフレッシュミートだということでおすすめされ、連れて行ってもらいました。また、動物園にもいけて、海外の動物園はとても広いとどこかで聞いたことがあるので本当にさまざまな動物がいて、象が歩いているところにちょうど出会えてラッキーでした。スケート場もたくさん見せてくれましたがちょうどもってきていたスケート靴を忘れたのでのることができず残念でした。旗が立っていたのですが、有名なホッケー選手がなくなったことを追悼する意で、旗がすべて上がりきっておらず、半分までになっていました。
 スケート場は、Thorsbyにあるのでいくことができ、こどももたくさん来ていたので、ホッケーやスケートはカナダではとても身近なのだと実感しました。
 アルバータ州でも大きい規模の酪農場にも行きましたが、32個もある搾乳機で一気に搾乳していました。育成舎は、生まれたての子牛が6日間いる部屋、3~4週間ほどの子牛が2か月いる部屋、離乳した子牛が3か月いる部屋にわかれており、水、餌、遊ぶボールが設置されていました。また、乾乳牛、ハッチの子牛、病気の牛のいる大きな牛舎には、自動で餌よせをするロボットがあり、距離を測りながらよせているようです。ハッチには生まれたての子牛がいて、カルストロムという黄色い栄養のあるミルクを与えます。そのために、冷凍庫から取り出し、暖めて1頭1頭に与えていました。
 教授と奥さんとは、ナショナルパークにも行き、バイソンを見ることができ、バイソンの肉も食べました。高価なお肉のようでとてもおいしく赤身しかないようなお肉で私はとても好きでした。体調の悪い状態で来てしまった私を暖かくむかえてくれて、さまざまな経験をさせてくれた教授と家族に感謝しています。

バイソンの群れ











 9月も中頃を過ぎると、雪が降ってきて、そんな寒い中、肉牛たちの出荷をしました。放牧地からそのまま出荷をするので、牛を通らせる通路は念入りに頑丈にしていき、大きな声を出して、牛を出荷していきます。
 出荷以外にも、放牧地に牛のミネラル分の塩を置いたり、柵を直したりするのを手伝いました。帰国する前には、Nicoleの息子のJaceなどと、NHL(アイスホッケー)の試合を見に行く機会がありました。NHLでは、エドモントンのチームが勝ち、すごく派手な会場で白熱する試合を見られてとても楽しかったです。Jaceのガールフレンドのおうちには、馬やロバなどがいて、乗馬を教えてもらいました。カウボーイたちを見てから馬に乗ってみたかったのでとても良い体験になりました。









乗馬を教えてもらいました。かかとで蹴ると速く歩いてくれたり、重心を後ろにすると後ずさりしてくれたりしました。

 帰国する日は、朝から雪が降っていました。最後の数日はNicoleの実家に泊まっていたので、SharonとWesに見送られました。Nicoleの家族、農場の人たち、Joyce、たくさんの人にお世話になったなと思い少し涙が出ました。カナダに来たときと違い、とても体調がよくたくさんお土産を買ったり、経由地がバンクーバーだったので、エドモントンより広い空港にわくわくしたりして帰ってきました。
 今回の農業研修を通して、英語を勉強しに行くわけではないからとあまり英語学習に力を入れずに、行ってしまいましたが、わかる単語がもう少しあればなと思う反面、文化や自然や動物については知りたい気持ちがあれば、理解することができると実感しました。今度は、肉牛の分娩の時期に行ってみたいと思いますし、カナダについてたくさん知ることができ、日本の良さも感じ、とても良い経験をさせていただきました。

     







酪農学園教職員の公募について

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とわの森三愛高等学校の専任教諭を公募いたします】

応募期限:2018年11月22日(木)必着

1.とわの森三愛高等学校 専任教諭 「英語」「理科」「保健体育」 各若干名

詳細 高校教員公募(英語・理科・保健体育) 


酪農学園大学の専任教員を公募いたします】

応募期限:2018年12月20日(木)必着
1.農食環境学群 循環農学類 専任教員「家畜飼料学」助教1名

 

様式1.履歴書
様式2.研究業績目録

【大募集】トレーニング後におすすめの牛乳を利用した筋肉料理コンテストの開催

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酪農学園大学では牛乳の消費拡大を目指し「ミルク産業活性化推進事業」として様々な取り組みを行っております。その取り組みの一環として今年度は「トレーニング後におすすめの牛乳を利用した筋肉料理コンテスト」を開催し、皆様からアイデア料理を大募集したいと思います。
このコンテストは牛乳がトレーニング後の体づくりに良いことを踏まえ、運動部に所属している男子学生が練習後やトレーニング後に自宅で簡単に作ることができる料理を募集し、審査するというものです。

審査は2回行われ、1次は書類審査、2次は実演審査となっております。
最も優秀な成績を収められた方には牛乳贈答券1万円分を贈呈いたします。

料理を応募される際はチラシと募集要項をお読みになり、募集用紙に必要事項を記入をうえ酪農学園大学社会連携センター 地域連携課までお送りください。
応募は個人・団体問いませんので皆様ふるってご応募ください。


 

チラシのダウンロードはこちらから

応募要項のダウンロードはこちらから

応募用紙のダウンロードはこちらから

2018年度 (第8回)「乳業メーカー 業界セミナー」を開催

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11月19日(月)、2018年度 第8回目となる3年生を対象とした業界研究会を開催しました。今回は、酪農学園大学の多くの学生が一度は就職先としてイメージすることが多い乳業メーカーに特化した業界セミナーとして8社をお招きしました。会場は循環農学類および食と健康学類を中心に約70名もの学生が集まり、熱心に各企業の事業内容について聞き入っている様子でした。

本学ではキャンパス内の乳牛から生産された新鮮な生乳を使って、牛乳やチーズ、バター、アイスクリームなどの乳製品製造を日常的に学ぶことができることから、本学学生にとって関心度の高い職種の1つであり、多くの卒業生が活躍しています。


参加した学生からは、「全国規模で事業展開している企業と地域密着型で活動している企業等、それぞれの面白さを感じることができた。それぞれの企業の特徴に魅力を感じた。」等の声がありました。

参加企業からも「土作りから乳製品製造まで専門的に学ぶ酪農学園大学の学生と多く出会うことができた。各社の乳業メーカーの強みを理解した上で、将来、乳業メーカーで働くイメージを醸成してほしい。」等の感想がありました。


なお、キャリアセンターでは以下の日程で、今後も業界研究会を開催していく予定です。

・(第9回) 11月21日(水) 15:30~ 家畜人工授精師 業界セミナー
・(第10回) 11月26日(月) 14:30~ 食品メーカー(製造・品質管理) 業界セミナー

詳しくはキャリアセンターまでお問い合わせください。








 

 

 

2018アグリビジネス創出フェアin Hokkaido「北海道の食と農の明日へ」

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NEWS NO.69(2018年度)

2018アグリビジネス創出フェアin Hokkaido「北海道の食と農の明日へ」

2018年11月16日(金)、17日(土)の2日間、札幌市のサッポロファクトリーを会場に「北海道の食と農の明日へ」をテーマに2018アグリビジネス創出フェアin Hokkaidoが企業や大学等研究機関・自治体等の35団体が参加し、アトリウム会場・ファクトリールームの2会場に31ブースの出展により開催されました。2日間でおよそ1,400名(主催者発表)の来場者に恵まれました。


本学も昨年に引き続き、日頃の大学の教育・研究活動の成果発表の場として、また産学官連携活動の一環として、江別市、北海道総合研究機構食品加工研究センター、北海道情報大学との4者による共同出展を行いました。
本学は、昨年度に引き続き、農食環境学群 食と健康学類 食品企画開発研究室 阿部茂教授の研究内容をパネル展示し、阿部教授と同研究室のゼミ生が「鮭節に続け!ホタテ節の開発」と題した研究内容の紹介と試飲を行いました。
共同出展機関である江別市、北海道情報大学は、それぞれの活動内容についてのパネル展示と江別市の観光パンフレット、食の臨床試験モデルのパンフレット等を配布し、北海道総合研究機構食品加工センターは、小麦粉の代わりにパンやケーキ、クッキーなど洋菓子等に使うことができる新しい素材として小豆粉を使ったシフォンケーキの試食を行いました。
昨年同様、江別市内の4機関が共同出展することで、江別市の食に対する取組とそれぞれの機関の協力体制や食に対する活動がPRでき、一定の成果があったと感じられました。

タイ王国 カセサート大学交換留学報告 10月

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獣医学類5年 原田優作

 エビ部門と魚部門に分かれており、1週目はエビについて、2週目は魚について学習しました。各部門でのスケジュールは同じで、以下のような流れでした。

Day1 : 解剖生理、養殖技術、適切な飼養管理等
Day2 : 解剖生理、養殖技術、適切な使用管理等
Day3 : 実際に養殖場での調査を行い、必要なサンプルを大学に持ち帰って、剖検やPCRを用いた検査
Day4 : 調査した養殖場における診断をプレゼンテーション
Day5 : 個々に与えられた課題についてのプレゼンテーション

 養殖場では水質の検査や魚やエビの身体検査・採血等を実際に行いましたが、ウシやイヌと同じように魚においてもBCSや呼吸数をカウントすることに驚きました。

金魚の養殖場にて

「雌雄判別」
胸鰭の質感と腹部の硬さや形により
判別します。メスは胸鰭がなめらかで、
腹部が柔らかく丸みを帯びているのが特徴です。

「アイス君」
グループのムードメーカーです。
彼とくだらない話をして盛り上がるのが
毎日のお楽しみのひとつでした。


 また、サンプリングや検査に必要な道具は学生だけで決め、もし道具の不備がある場合は、減点対象となります。この実習では、準備から診断、さらにパワーポイントによる報告という獣医師が実際に行う過程を学生だけで行うのでかなりハードでしたが、グループのメンバーと話し合いながら進めていくので、単純な知識面だけでなくチームワーク等も磨くことができたのではないかと思います。
 
・週末の過ごし方について
 KUも基本的には日本と同じで土日が休みです。私がこちらに来てから2か月が経過しましたが、バンコク、アユタヤ、パタヤ、チェンマイなどタイ国内のいろいろな観光地を訪れました。タイの学生が交通手段やホテルの予約に関してサポートしてくれるのでたくさんの場所を効率よく、また観光客はあまり知らないスポット等にも訪れることができました。

BANGKOK
 バンコクはカンペンセンキャンパスからパブリックバンを使って1時間半程度で移動でき、運賃も80バーツとかなり安いので、日帰りできます。バンコクには3大寺院といわれるワットプラケオ・ワットポー・ワットアルンをはじめとする寺院めぐりとJJマーケットやサイアム地区での買い物がメインになりますが、スネークファームやズシット動物園、クレット島なども訪れました。ワットポーの寝釈迦などはかなり迫力がありました。

「ワットポー」
寝釈迦の大きさは全長46m、
足の裏だけでも5mあり、大迫力でした。

「クレット島」
チャオプラヤ川の三角州にあたる島で、
バンコク市街からは少し離れた静かな場所にあります。
ガイドブックにもあまり乗っていないので
外国人観光客の姿はほとんど見かけません。
島で売っている焼き菓子がとてもおいしかったです。


CHIANG MAI
 チェンマイ旅行でも寺院やマーケット巡りがメインでしたが、バンコクよりもおしゃれで落ち着いた雰囲気でした。チェンマイではその他に、ラフティングをしたりナイトサファリに行ったりと様々なアクティビティを楽しみました。ナイトサファリで行われているタイガーショーは、日本でそのようなショーを見たことがなかったので特に印象的でした。

「クイーンシリ・キット植物園」
チェンマイには美しい庭園がたくさんあり、
それぞれ個性的であり規模も大きくて感動できでした。

「ラフティング」
かなり激しいポイントがあり、
何度も川に投げ出されましたが、
とても楽しかったです。






外国人招聘研究員のゲリー氏がフィリピン大統領表彰を受賞

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NEWS NO.70(2018年度)

外国人招聘研究員のゲリー氏がフィリピン大統領表彰を受賞

 2016年9月から17年3月まで本学に招聘研究員として来学され、獣医放射線生物学ユニットの研究と教育に寄与いただきましたGerry Amor Camer (ゲリー アモール カマー)東フィリピン大学教授が、2018年11月に、これまでの長年の研究成果により、フィリピンのドゥテルテ大統領が国民への貢献者をたたえる賞(Presidential Lingkod Bayan (Public Hero Servant) Award)を受賞されました。

竹花学長、ゲリー教授、遠藤教授

今回特に注目された研究は、本学獣医学類の遠藤大二教授(獣医放射線生物学ユニット)とゲリー教授との共同研究「デング熱、ジカ熱等の熱帯地域で制御が必要となる疾病原因ウイルスの効率的な部分人工合成方法の確立」です。11月20日に、この手法が学術誌「Future Science OA」で公開されました。
https://www.future-science.com/doi/10.4155/fsoa-2018-0081

※日本語翻訳機能あり

ウイルスの一部をつなげる方法を色紙で表した遠藤教授

遠藤教授は、「ゲリー先生がフィリピンで受賞され、共同研究が学術誌に出版されたことは私にとても名誉なことです。ワクチンを作るには長い年月と費用が掛かりますが、フィリピンではデング熱など、型の違うウイルスの株が出現する環境で、準備コストが限られているDNAを使ったワクチンが期待されています。我々は、もともとあった方法に独自のアルゴリズムを取り入れ、予防や診断に使えるウイルス遺伝子の一部を低コストで作成するプログラムを作りました。安全かつ低コストでワクチンに使えるDNAを準備できる方法なので、デング熱やジカ熱などの予防への活用が期待されています」と話しました。

 

表題 デング熱、ジカ熱等の熱帯地域で制御が必要となる疾病原因ウイルスの効率的な部分人工合成方法の確立
概要 デング熱ウイルスおよびジカ熱ウイルスなどは熱帯地域でまん延しているうえ、変異株が多数存在しており、根本的な対策を立てることは難しい。迅速なワクチン開発や疫学を踏まえた対策の一つとして、過去に知られているウイルスの遺伝子情報からの遺伝子断片の人工合成が注目されている。Gerry教授と本学の遠藤教授は、実施したPCR実験と過去の知見を組み合わせて解析することにより、従来よりも効率よく低価格でこれらのウイルスの遺伝子断片を合成するためのコンピュータプログラムを作成し、実験で有効性を証明した。この技術は、病原性ウイルスの多様な変異株に対する対策を検討する上で多数のDNA断片の候補を検討するための手法として期待される。

 

 

 

本学 獣医学研究科 1年 橋本茉由子さんが平成31年度日本学術振興会 特別研究員(DC1)に採用内定

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NEWS NO.71(2018年度)

本学 獣医学研究科 1年 橋本茉由子さんが平成31年度日本学術振興会 特別研究員(DC1)に採用内定

平成31年度の日本学術振興会特別研究員の採用内定者が発表され、本学獣医学研究科1年橋本茉由子さん(指導教員 獣医生理学ユニット 北村浩教授)が特別研究員(DC1)に採用されることが内定しました。本学大学院からの特別研究員(DC)の採用は、20年ぶりの快挙になります。

 

日本学術振興会の「特別研究員」制度は優れた若手研究者に、その研究生活の初期において、自由な発想のもとに主体的に研究課題等を選びながら研究に専念する機会を与えることにより、我が国の学術研究の将来を担う創造性に富んだ研究者の養成・確保に資することを目的として、大学院博士課程在学者及び大学院博士課程修了者等で、優れた研究能力を有し、大学その他の研究機関で研究に専念することを希望する者を「特別研究員」として採用する制度です。
採用者には①生活費相当の「研究奨励金」と②研究費として科学研究費助成事業「特別研究員奨励費」が交付されます。

橋本さんは、特別研究員の中で「(2019年4月1日現在)医学、歯学、薬学又は獣医学系の4年制の博士課程第2年次相当」に在学する大学院生が対象となる「DC1」のカテゴリーで「農学分野」に申請し、採用内定となりました。特別研究員(DC)の採用率は例年20%で推移しています。

本学 獣医学群の卒業生でもある橋本さんは、北村教授の指導のもと、大学在学中は主に「黒毛和種のゲノム編集治療に関わる基盤整備」をテーマに研究を行ってきました。これまでに培ったノウハウを基に、大学院では対象を脳機能に移し、新たな挑戦をしています。大学在学中から国際的な学術雑誌に複数の論文を投稿し、学会の学術集会においても積極的に情報を発信してきました。
今回採用された特別研究員の研究課題「視床下部のユビキチンプロテアーゼが行うエネルギー代謝制御 -USP2を中心に-」も学類生の時から取り組んできたテーマになります。


酪農学研究科、獣医学研究科の両研究科長は、それぞれ以下のとおりコメントしました。
「研究に専念できる環境が充実するということで、研究計画に沿った成果が得られ、将来の研究の発展と橋本さんの学内外での活躍につながることを期待しています。」(小野寺秀一酪農学研究科長)
「橋本さんの学類時代からの研究に対する真摯な姿勢と今後の研究方針が高く評価されたものと思います。丁寧にご指導いただいている北村先生に深く感謝申し上げます。橋本さんについては、大学院入試の面接で英語の試験はできましたかと問うたところ、「英文の問題文を面白く読ませていただきました。」との回答がなされたこと、学類時代に外部講師の専門性の高いセミナーでの質問が大学院生の質問かと思うような視点からなされたこと等から、研究者としての高い素養を持っていると感じていました。今後の研究の発展を祈念するとともに、来年以降も本学の大学院生が学振特別研究員に採用されるよう、大学院生の立場での協力をお願いしたいと思います。」(桐澤力雄獣医学研究科長)

 

(左から桐澤獣医学研究科長、北村浩教授、橋本茉由子さん、小野寺酪農学研究科長)

 

橋本茉由子さん(獣医学研究科1年)「日本学術振興会の特別研究員に採用され、嬉しく思うとともに、気が引き締まる思いです。採択いただけたのは、日々ご指導をいただいている獣医生理学ユニットの北村浩先生をはじめ、様々な先生方のおかげだと深く感謝しております。
2型糖尿病などの生活習慣病は獣医学領域でも問題となっており、その責任分子は未だ探索途中の段階です。私は、まだ情報が充分蓄積されていないユビキチンプロテアーゼの視床下部での役割を明らかにすることが、生活習慣病の治療への新たな足掛かりになると考えています。
特別研究員、また獣医師として、社会に還元できるような成果を出し、発信していけるよう、日々研究に専念していく所存です。また、酪農学園大学における基礎研究活動を一層盛り上げていけるよう頑張ります。」


2018年度 (第9回)「家畜人工授精師 業界セミナー」を開催

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11月21日(水)、2018年度 第9回目となる3年生を対象とした業界研究会を開催しました。今回は、循環農学類の学生向けに家畜人工授精師として活躍することができる民間企業やNOSAI等10団体をお招きしました。会場は78名もの学生が集まり、国家資格である家畜人工授精師への関心度の高さを感じさせられる会となりました。

家畜人工授精師は、畜産業の現場で牛・豚などの家畜を妊娠させるスペシャリストであり、食肉や牛乳などの安定供給を行うために、生産者の方々と二人三脚で食の生産を支える重要な仕事です。酪農学園大学では毎年60名の学生を対象に家畜人工授精師の養成講座を行っています。


参加した学生からは、「家畜人工授精師が社会に求められている役割の大きさを感じることができた。」「入学時から家畜人工授精師に関心があったが、今回のセミナー参加を機に将来の選択肢の1つとして考えたい。」等の声がありました。

参加企業からも「多くの若い学生たちに食の安定供給を担う家畜人工授精師の仕事について理解いただけたと感じている。酪農学園大学の学生は学生時代に実際に現場に出て実習することもあり、酪農家の方々と気持ちよく仕事をする大切さを理解している学生が多いと感じた。今後の酪農・畜産現場を一緒に盛り上げていきたい。」等の感想がありました。


なお、キャリアセンターでは以下の日程で、今後も業界研究会を開催していく予定です。

・(第10回) 11月26日(月) 14:30~ 食品メーカー(製造・品質管理) 業界セミナー

・(第11回) 12月3日(月) 14:30~ 道内企業 業界セミナー

詳しくはキャリアセンターまでお問い合わせください。


 

モンゴル国科学院・地理と地質生態研究所所長、学長表敬訪問

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NEWS NO.72(2018年度)

モンゴル国科学院・地理と地質生態研究所所長、学長表敬訪問

モンゴルのDr. Dorjgotov Battogtokh(バットトグトク・ゴルジゴトブ博士)が本学竹花学長を表敬訪問されました。

バットトグトク博士は現在モンゴル国科学院・地理と地質生態研究所所長で、本学大学院特別講義を行うために来学されました。


竹花学長と両機関の将来的な協力体制の展望について話を交わされ、本学のリモートセンシング・GIS分野での協力、学生交流や研究者交流の発展、モンゴルの中心産業である農業関連分野での研究交流などの点で意見交換を行いました。本学においてもモンゴルからの学生・研究者の受入は活発であり、今後の両機関の交流発展につながる有意義な対話となりました。

また、本学環境共生学類の星野仏方教授がモンゴル環境省の最高栄誉であるThe Best Scientist Awardを受賞され、今回バットトグトク博士が代表して星野教授に受賞バッジを授与されました。星野教授の長年にわたる功績を称え、竹花学長と共にその受賞をお祝いされ、和やかに訪問を終えました。

第6回「若者を農村に呼び込む交流集会~我が町はどのように若者を魅了したか~」を開催します。

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本学循環農学類主催で下記のシンポジウムを開催します。

 

公開シンポジウム

第6回「若者を農村に呼び込む交流集会~我が町はどのように若者を魅了したか~」

 

1 日 程  2018年12月 6日(木)14:40~17:00
2 場 所  酪農学園大学 黒澤記念講堂(江別市文京台緑町582番地)
3 主 催  酪農学園大学農食環境学群循環農学類
4 後 援  北海道、(公財)北海道農業公社
5 参加予定 新規就農希望者、市町村新規参入担当、農協営農担当、大学関係者(学生など150名)
6 参加費  無料
7 内 容  (総合司会 循環農学類 吉岡 徹)
(1)基調講演 テーマ 「後継者として名寄市の畑作農家に就農して」
   名寄市 北野 裕介 氏 (2005年度卒業生)
(2)「我が町はこのように新規参入者を受け入れています」市町村、JAからのアピール(各5分程度)
   (参加予定町村、11/27現在) 浜頓別町、豊富町、陸別町
(3)パネルディスカッション (座長 循環農学類 吉野 宜彦、小糸 健太郎)
   パネラー  岡  一義 氏 (北海道農業公社)
         小川 文夫 氏 (浜頓別町農業委員会、酪農家)
         北野 祐介 氏 (基調講演参照)
 
※シンポジウム終了後、情報交換会を行ないます。
時 間  18:00~20:00
場 所  コミュニティープラザあおい(江別市野幌41 011-385-1211)

 

農村の高齢化が急速に進むなか、地域が存続するためには都会の若者を農村に呼び込むことが重要な課題となっています。

そこで、新規参入の受入れに取り組んできた先進事例の紹介、新規参入者の視点から受入れに際しての自治体や農協の役割についての提言、それらを踏まえた全体討論を行うシンポジウムを開催いたします。

なお、本企画は循環農学類の学生への講演を兼ねて行なうものです。

 

【申し込み先】
FAX又はメールで11月29日(木)まで添付の申込書をお送りください。
申し込み先:FAX:011-387-6092

E-mail:rg-gakme@rakuno.ac.jp
お問い合わせ先:循環農学類 猫本 健司(E-mail:nekomoto@rakuno.ac.jp)

 

12月6日概要

申込書

 

平成30年日本顕微鏡学会北海道支部学術講演会にて本学学生がダブル受賞

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NEWS NO.73(2018年度)

「平成30年日本顕微鏡学会北海道支部学術講演会」にて
高橋直紀さんと宮田悠生さんが北海道支部長賞をダブル受賞

2018年11月24日に北海道大学工学部で行われた「平成30年度日本顕微鏡学会北海道支部学術講演会」において、本学獣学研究科博士課程3年の高橋直紀さん(獣医解剖学ユニット 植田弘美准教授・渡邉敬文准教授)と食と健康学類4年の宮田悠生さん(応用生化学研究室 岩崎智仁教授・長谷川靖洋助教)が日本顕微鏡学会北海道支部長賞を受賞しました。

左から高橋直紀さん、宮田悠生さん


平成最後の支部学術講演会にて、高橋さんは口頭発表部門、宮田さんはポスター発表部門での受賞となりました。3名の受賞者のうち、2名が本学の学生でした。
高橋さんは「ウシ浅趾屈筋腱分岐部の微細構造の三次元解析」という演題での発表で、通常は平行に走行する腱のコラーゲンが部位によっては交差したり、編み込むように走行することを最新の電子顕微鏡を使用して3次元的に解明しました。高橋さんは「学部の頃より、ウシの腱のコラーゲンを電子顕微鏡で観察していたことを評価され、非常にうれしく思うとともに、指導してくださった先生方をはじめ、多くの仲間に感謝したいと思います。今後も最新の電子顕微鏡技術を積極的に取り入れて、本学の電子顕微鏡を用いた研究を更に発展させることが希望です」と話しました。
宮田さんは「異常硬化胸肉を発現したニワトリ骨格筋の顕微鏡観察」という演題での発表で、異常硬化した胸肉を持つWooden Breastと呼ばれるブロイラーを対象に組織化学的手法と電子顕微鏡観察にてその特徴を観察、分析したものでした。宮田さんは「この度は、このような名誉ある賞をいただき非常に嬉しく思います。今後もWooden Breastの原因究明に向けて研究に取り組みたいと思います」と話しました。

ミルク産業活性化推進事業について

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本学では牛乳の消費拡大を目的とした「ミルク産業活性化推進事業」実施しており、今年は3つの企画を用意しております。

企画1では「トレーニングセンターでトレーニング後に牛乳を飲もう!」と題し本学の学生や教職員を対象に行われます(参加にはトレーニングセンターの利用許可証が必要)。事前申し込みが不必要でトレーニングをされた方には無料で牛乳を配布いたします。お時間がある方は是非来てください。
日  時:2018年12月17日(月)14:00~18:00
18日(火)16:30~18:00
21日(木)16:30~18:00
場  所:本学トレーニングセンター

企画2では「運動部活動所属の高校生を対象とした筋トレ講座」と題し地域の高校生に向けて目的に合わせた適切な筋力トレーニングを行い、終了後に牛乳を飲んで体作りを促進させる講座が行われます。興味のある高校生の皆さんは是非酪農学園大学社会連携センター地域連携課までご連絡ください。
日  時:2019年1月12日(土)13:00~15:00
申  込:2018年12月20日(木)締切 参加無料
場  所:本学トレーニングセンター、体育館
講  師:酪農学園大学 農食環境学群 循環農学類 助教 柴田 啓介

企画3では「トレーニング後におすすめの牛乳を利用した筋肉料理コンテスト」と題し運動部に所属している男子学生が練習後やトレーニング後に自宅で簡単に作ることが出来る料理を募集しております。1次は書類審査、2次は実演審査となり、優秀な料理の考案者には1万円相当の牛乳贈答券が贈呈されます。詳しくは下記ページをご確認ください。
申  込:2019年1月11日(金)書類締切
実演審査:2019年2月23日(土)13:00~16:30 酪農学園大学 C6号館調理室

【大募集】トレーニング後におすすめの牛乳を利用した筋肉料理コンテストの開催




ミルク産業活性化推進事業 企画全体チラシのダウンロードはこちらから

獣医保健看護学類生で初の2級認定牛削蹄師に合格

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NEWS NO.74(2018年度)

獣医保健看護学類生で初の2級認定牛削蹄師に合格

(公社)日本削蹄協会主催(北海道削蹄協会が協力)する「2級認定牛削蹄師認定講習会・認定試験」が9月5日・6日に北見市で行われ、獣医保健看護学類4年の山本理絵さんと岡野衣千花さんが合格しました。同学類の学生では学類開設以来初めてとなります。

ふたりは8月に人工授精師の資格も取得していて、卒業後は産業動物に特化した動物看護師として職に就きます。

本学の農場にて削蹄の練習をするふたり


受験には、今年度から獣医保健看護学類に新たに開設された生産動物看護研究室の菅野美樹夫教授と獣医学類・生産動物医療分野の阿部紀次助手が学科と実技の指導を行いました。

 

獣医保健看護学類
生産動物看護研究室
菅野 美樹夫 教授

 

「今年5月の連休明けから、学科・実技の試験対策を始めました。学科では解剖学や衛生学、畜産学など中心に、実技では酪農ステーションの育成牛を借りて、姿勢の診断、保定の方法、肢の上げ方練習、削蹄実習(下写真)、刀の研ぎ方などを行いました。夏休み期間中も暑い中、ハエやアブを振り払い実習に専念しました。試験当日は胆振東部地震に見舞われ、開催そのものも危ぶまれましたが無事行われ、合格までこぎつけることができました。今回の資格取得は本学における生産動物に特化した動物看護師養成のスタートであり、学生にとっては将来につながる一歩になり得えると思っています」


獣医学類
生産動物医療分野
阿部 紀次 助手

 

「牛の臨床に関わる者として、知識の有無は重要です。牛の削蹄は大事な仕事です。蹄の状態が悪いと繁殖障害や乳量の低下の原因として影響を及ぼすことがあります。今回学んだことが農家や削蹄師、さまざまな人とのコミュニケーション、信頼につながっていくこともあるでしょう。きゃしゃな女子学生が3ヵ月で牛の足を上げられるようになりました。こういった一つひとつの経験が自信になると確信しています」


 

獣医保健看護学類4年

比較動物薬理研究室所属

山本 理絵さん

 

「3年生まで牛に関わることがなかったので、削蹄師の資格取得は難しいと思っていました。4年生になって菅野先生が着任されてから、牛に関われる環境へと変わりました。はじめは牛が怖くて、足を上げることができませんでした。それが次第にできるようになった喜びと、怖かった牛が今ではかわいくて仕方ありません。削蹄のこと学ぶようになってからは、実習先の農家でも牛の蹄が気になるようになり、これまでとは意識が変わりました。資格試験を通じて、この様な機会を与えていただいたことに心から感謝しています。卒業後は、産業動物の動物看護師として、いろいろな分野の方々と関わって技術や知識を吸収し、これからの仕事に生かしていきたいと思っています」と話しました。

 

 

 


 

獣医保健看護学類4年

動物集中管理研究室所属

岡野 衣千花さん

 

「これまで獣医保健看護学類では伴侶動物との関わりが多い反面、牛に触れる機会が少なかったので、生産動物の動物看護師として就職したときに農家さんと対等に話せるか不安がありました。今では牛の扱いにも慣れてきて、牛のことが好きになるほど行動が分かるようになり、牛の健康や安全を考えるようになりました。今後ここで学んだことを生かし、獣医師のアシスタントとして生産動物に特化した動物看護師になりたいと思っています」

 

 

 


学類初の2級認定牛削蹄師合格

海外農業研修報告書(国際農業者交流協会・アメリカ)11月

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環境共生学類 中籔大和

 お疲れ様です。環境共生4年の中籔です。先月ワシントン州の野菜工場から、ネブラスカ州の養豚場に移動してきた為、今月は今の養豚場での生活についてお話します。
 今の農場では1日12時間(3am ~3pm)週休完全3日で働いています。私が働いている農場は子豚専門の農場で肥育はしていません。私の仕事は豚の助産師なのですが、農場には母豚が約6000頭近く居て、毎日多い日には200頭ほどの子豚が産まれる為、1日中豚の分娩補助や、興奮した母豚への鎮静剤の投与などをしています。たまに母豚が少ない日があるのですが、そういう日には子豚の去勢やワクチン注射などをおこなっています。その他には、子宮脱した母豚の縫合や、病気などで出産できなくなった母豚の帝王切開なども行っています。
 最初は、初めての養豚作業に戸惑いもあったのですが、酪農学園で学んだことで応用できるものを思い出しながらなんとか上手くやっています。最初の1週間は他のワーカーとの作業だったのですが、今はボスから信頼してもらい、朝と休日は農場を1人で任せてもらえています。
 農場外の生活ですが、住んでいる場所は一軒家でフィリピン人5人ベトナム人1人南アフリカ人3人日本人2人の計11人の農業研修生達と共同生活を送っています。文化の違いから意見がぶつかることもありますが、休日にはフットサルに行ったり、メキシコ人ワーカーが捕ってきたシカを解体したりと楽しく過ごしています。
 食事は、朝晩は自炊で、昼は農場でメキシカン料理がでるのでそれを食べて生きています。自炊に関しては、醤油やみりんなどがこちらで手にはいるので特に不自由はないのですが、日本のコンビニ弁当などが食べたくなる事が多々あり、日本が恋しくなります。
 最初の野菜工場と比べて今の農場は、労働時間約半分、身体を壊すような肉体労働なし、公用語がスペイン語ではなく英語、ととても良い環境で自分のやりたかった動物に関わる仕事をできている為不満は殆どありません。治安もとても良く、田舎町の為、事件があることも余りないようです。
 前回の農場では色々とありましたが、今の環境で来年の7月まで新しく学べる事を沢山経験して日本に帰りたいとおもいます。日本が恋しくなったり、ストレスが溜まる事もありますが、豚に話を聞いてもらい楽しい農場生活を送ろうと思います。
 それではまた来月報告書をお送りします。さようなら。

家の前の公園

解体した鹿

フットサル終わりの
南アフリカ人メキシコ人日本人



2019年度学力入学試験 試験会場について

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受験生のみなさん、こんにちは。
2月と3月に行われます学力入学試験につきまして、
試験会場をお知らせいたします。試験会場は全6会場です。

*本学会場*
酪農学園大学
北海道江別市文京台緑町582番地

*仙台会場* 第1期学力入試のみ
TKPガーデンシティ仙台
宮城県仙台市青葉区中央1-3-1 AER 13階

*東京会場*
東京経済大学 2号館
東京都国分寺市南町1-7-34

*名古屋会場* 第1期学力入試のみ
AP名古屋.名駅
愛知県名古屋市中村区名駅4丁目10-25 名駅IMAIビル7・8階

*大阪会場*
天満研修センター
大阪府大阪市北区錦町2-21

*福岡会場* 第1期学力入試のみ
TKPガーデンシティ博多
福岡県福岡市博多区博多駅前3-4-8 サットンホテル博多シティ内5階

周辺地図などの詳細は入学試験要項P18、19とP24をご確認ください。
※自己推薦入学試験(後期)、第2期編入学試験、外国人留学生入学試験の会場は本学会場のみです。

2018北海道ホルスタインウィンターフェアで本学の牛が1席を受賞

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NEWS NO.75(2018年度)

2018北海道ホルスタインウィンターフェアで本学の牛が1席を受賞

本学の学生有志グループ「BREEDERS」が育てた牛『RGU ルーシー ダイアモンド BR リリー ET』(父:ダイアモンドバック)が、10月28日に十勝農協家畜共進会場で開催され、た2018北海道ホルスタインウィンターフェア(審査員:パット・コンロイ氏)において、第8部(ジュニアウィンターカップ-6カ月以上10カ月未満)で1席を受賞しました。

『RGU ルーシー ダイアモンド BR リリー ET』(父:ダイアモンドバック)

学生有志グループ「BREEDERS」前列左から)循環農学類1年の山内雅人さん、森口巧さん、橋本夕奈さん、久米睦子さん、後列左から)循環農学類3年の尾藤瑞菜さん、循環農学類1年の野地真由美さん

 

左から尾藤さん、野地さん

リーダーの尾藤瑞菜さん(循環農学類3年)は、昨年「BREEDERS」を結成して初めて自分たちで管理した『ボス LD ハムエッグ ET』(第5部未経産ミドルクラス-生後16カ月以上18カ月未満)でも、2017年9月に安平町で開催された北海道ホルスタインナショナルシヨウで1等2席を受賞しました。

自分たちで牛を一から管理して共進会に出品し、上位を目指して頑張っています。また、交配から全ての管理を任せていただいていることに、とてもやりがいを感じています」と話ました。
リードを担当した野地真由美さん(循環農学類1年)は、リリーはおとなしくて、本番も思ったように歩いてくれました。先輩は牛に対する情熱もあって、知識や技術もあるのでしっかり学んでいきたいと思います。

12/1(土)「sapporo55ビルXmas」(札幌駅紀伊國屋前)イベントに本学が出展します!!

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12/1(土)「sapporo55ビルXmas」(札幌駅紀伊國屋前)イベントに本学が出展します!!

 

本学の健土健民牛乳、ゴーダチーズ、クリームチーズ、ワインをより多くの人に知ってもらうため無料配布いたします。

本学の乳製品製造学研究室の学生たちが製造した、チーズ、牛乳をお試しください。

 

①酪農大ワイン試飲

②酪農大チーズ試食

③酪農大ホットミルク試飲

④学生考案のチーズクイズで、大学オリジナルグッズをプレゼント!

日時:12月1日土曜日 10時00分〜15時30分

場所:札幌駅 紀伊国屋前 1Fインナーガーデン

問い合わせ:酪農学園大学 入試広報センター 広報課 ℡:011-388-4158

 

「sapporo55夏祭り2018」の様子

https://www.rakuno.ac.jp/article-59352.html

 

「北海道環境活動交流フォーラム2018」都市のクマとヒト

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きたネット「北海道環境活動交流フォーラム2018」都市のクマとヒト

〜住民と野生動物は自然を分かち合えるのか?環境共生とヒグマ管理の調和的実現への挑戦〜
北海道の市街地にヒグマが頻繁に出没しています。人口200万の大都市札幌では、藻岩山山麓で出没数が増加し、地下鉄駅数分といった場所でも確認されています。大都市に生態系の頂点であるヒグマが生存することは、自然の近さ・豊かさの象徴である一方、住民や管理者が被害を受ける危険を伴います。生物多様性保全やSDGsの理念から、ヒグマは共にこの地に暮らす仲間であり、人が平和な暮らしを願うのと同様に、野生生物の将来も保証されるべき。大都市にヒグマが生息するという、世界に類のない状況がもたらすリスクをどう管理して安全を担保していくのか、命のせめぎ合いの最前線から共生のグランドデザインを考えます。
日時 12月8日(土)10:00〜17:30

(※9:30受付開始)

会場 札幌エルプラザ 3Fホール 環境研究室

(札幌市北区北8条西3丁目)

主催 NPO法人北海道市民環境ネットワーク

一般財団法人セブン-イレブン記念財団

共催 札幌市
後援 北海道新聞野生生物基金
協力 酪農学園大学環境共生学類

公益財団法人知床財団

参加費
きたネット会員・学生/全日1300円(午前または午後のみは、700円)

一般/全日1500円(午前または午後のみは、800円)
問合せ・申込み先
NPO法人北海道市民環境ネットワーク「きたネット」事務局
〒060-0061 札幌市中央区南1条西5丁目8番地 愛生舘ビル5階
Tel. 011-215-0148 Fax. 011-215-0149

学生考案の江別産小麦を使用したバブルワッフル(100食限定)の試食会を開催

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12月7日(金)11時30分より、食と健康学類3年の秋山緋更さん(マーケティング研究室所属)が考案した『バブルワッフル』の試食会を開きます。

 

近年、アメリカや日本の原宿などで人気のバブルワッフルは香港の伝統的なスイーツです。

秋山さんはゼミ活動の一環で、江別産の小麦「ドルチェ」にタピオカ粉を練り込んだもちもちのワッフルに、酪農大のクリームチーズをはさんだものと抹茶の生産地で有名な愛知県西尾市の西尾抹茶クリームをはさんだ2種類のバブルワッフルを考案しました。

100食限定なくなり次第、終了となります。酪農大生協1階のカウンター前に、ぜひお越しください!

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